太閤秀吉が築いた初代大坂城の石垣を発掘・公開への取り組みと募金案内。

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夏休み体験学習会
「大阪城公園 刻印石の拓本をとってみよう!」を開催しました

平成27年8月6日、19日

8月6日、19日の2日間にわたり、子どもたちを対象に大阪城公園に残された刻印石の拓本をとる体験学習会を開催しました。6日午後の部は突然の雷雨により、残念ながら途中で中止となってしまい、19日午前に再度開催しました。

まず、刻印がよく分かる石垣に移動し、刻印石とは何か、その刻まれた理由について説明を受けました。その後、刻印石広場に移動し、いよいよ自分で拓本をとります。

図1.石垣の刻印について説明を受けます・図2.石垣に刻まれた刻印

拓本

文化財である刻印石を墨で汚さないように、刻印の位置に画仙紙を2枚重ねで貼り付け、霧吹きで湿らせてから、綿で押さえて石材表面の凸凹を浮き上がらせていきます。ところがその湿らせ具合が難しい。

図3.まず霧吹きで紙を湿らせます・図4.綿で石材表面の凸凹を浮き上がらせます
図5.タンポに墨をつけ叩いていきます
図6.最後に皆で自分の拓本を見せ合い、学芸職員から説明を受けました

次はあの大名をとりたい、あの刻印はどの石に、と次々に探していくお子さんや、出身地の大名の刻印をとりたいなど、目的をもって参加されている方々も多く、アンケートの結果も「再度開催した場合には、もう一度参加したい」という声が約90%を占め、好評のうちに終了しました。

図7.6日に体験された皆さん
図8.19日に体験された皆さん

参加された皆さん、日中35℃を超える酷暑のなか、また雨に打たれながら参加いただき、大変お疲れさまでした!

なお、今回の拓本体験学習会の開催に際しては、文化財保護法第125条に基づく史跡の現状変更の許可および大阪市公園条例第4条に基づく行為許可を受け実施しました。